友人と、素人に毛が生えた程度の登山にはまりつつあった
ある時、春で登りやすい季節に初めて登山キャンプに挑む事になった(男二人ね)
その為、軽量テントやランタン、食料品なども買いそろえた
でいざ出発
目指す山は、100名山の某高山
昼過ぎから登り始め、空がオレンジになりかけた8合目でテントを張った
夕焼けは泣ける程最高だった
で辺りは次第に闇に…
…その頃、二人は気付いた
……怖ええ……
夜の山を甘く見てた
というか、全く考えてなかった
得体の知れない恐怖があった
それが何なのか、熊や狼か、霊か変質者か、いやいや2000メートル地点に変質者なんかいるわけない…
天候の急変も怖いし、風でテントが揺れる度にゾワッとして生きた心地がしない
思えば風さらしの場所に張ってしまったが、完全に真っ暗の今更張り直しなど出来ない
ランタンは一つしかない
これが原因不明の故障でもしようものなら…
まぁ結局は無事に朝を迎えて、頂上まで登り、いい思い出になったのだが、とにかく夜の山の怖さを知った経験でした
引用元:http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1321850174/
あの、自分の手のひらも見えない暗闇ね。あれは恐怖だね。
あの暗闇の中寝てると
昔の人が「妖怪」を思い描いたのが理解できたよ。
流れる水の音聞いてると「小豆洗い」のような音に聞こえるし
風が吹くとざわざわして「天狗」がいると言われても不思議はないような気がするし
そして何より「見える光は星だけ」の状態では
星見るしかなくて、そこで物語を星座に当てはめたり
地球が中心で星が動いてるっていう天動説も信じて当たり前だって思った。
昔の人の感覚に近付いたような気がするよ。
逆のパターンで・・・
実家は山の中にあるど田舎で(山古志村みたいなのを想像してください)
私が高校生になるぐらいまでは信号機もなかったし
家の近所は当然街灯なんて気の利いたものはなくて
夜は遠くに見える家の明かりしかなく、真っ暗なのが当たり前だった
満月の夜、月明かりで影が出来るのが却って気持ち悪かったぐらい、夜=真っ暗闇 というのになれていた
大学の頃、友達とドライブ旅行に出かけたとき
温泉宿に向かっていたので、途中で街灯もない夜光塗料が塗られた標識もない、まっくらな山道になったとき
運転していた友達が「真っ暗!何も見えない!やだーこわいーー」とパニックになりかけた
自分としては、「真っ暗?車のヘッドライトがあるじゃん、前見えるじゃん?」と、友達がナニを
怖がっているのかさっぱり解らなかったのだが
宿についてから、「なんであんなに冷静だったの?」と皆に突っ込まれ、ようやく、「明かりのない真っ暗な
道を走るのが怖い人もいる」と知った
そんな田舎者だったことが、当時としては衝撃的だったw
そんな闇の中だからこそ蛍の灯が美しく映えるんだよねぇ ビバ田舎w
でもそういう明るい夜の中での不自然な暗がりは
違う意味で怖い
新月の時にキャンプしたのかな?
月が出てる時なら月明かりで歩けるぐらい明るいはずなんだけど
と、糞田舎育ちが思い出してみる